洗面化粧台ボール高さ70cmが絶滅
洗面化粧台の洗面ボールまでの高さが昔は70cmが多かったのでしょうか。
新築時の40年前からずっと使用していた洗面化粧台。
毎日使うものですから、体の方が馴染んでいる高さになっています。
前回のブログで書いた洗面化粧台の交換にあたり、ボールの高さ70cmを探してみましたが、ありません。
TOTO、INAX、ノーリツ、Panasonic、マイセット、クリナップ、タカラスタンダードその他メーカーに問合せをしましたが、現在販売している洗面化粧台は75cmが一番低い企画となっています。
70cmに準ずる高さは1種類だけありました。
TOTOの座ドレッサー。
これは車椅子の方でも使えるように工夫されていて、高さが可変なのです。
ただ、ボールの下の収納は奥の方に奥行きが小さくなってあるにはありますが、洗剤とかタオルをしまう場所はないに等しいので、これは除外されました。
何故75cm以上になったのかは、メーカーに聞いても分からないので私の勝手な推測ですが日本人の平均身長が高くなったので、上げたと言うのと、実際に現在の人の使い勝手を調査した結果、75cm、80cm、85cmの3種類が適当と判断したのではないかと考えています。
お客様に70cmの化粧台がないと伝えたところ、「仕方がないことですね。では75cmでお願いします」と言われました。
何ともやり切れない気持ちではありますが、70cmにこだわって例えば製作してくれるところがあったとしても、今度は価格が折り合わないだろうと思います。かなり高価な化粧台になることが予想されます。
今回、弊社で一押しのノーリツの「シャンピーヌ」を紹介し、ご納得頂きました。
リフォームの難しい面が出たケースでした。