床のギシギシ音をなくす工事
床鳴り「ギシギシ」「ギュッギュッ」をなくす
部屋の中を歩いていると「ギシギシ」とか「ギー」とか「ギュッ」とか時には「パン!」など床が鳴る時があります。
これを床鳴りと言いますが、直るか直らないかと言えば直ります。
しかし直すのには簡単なケースからかなり大掛かりな工事になるケースまであります。
簡単な場合はビスを1本打っただけでなくなる事もあります。
しかし、ビスを打てば打つほど余計に床鳴りが激しくなる場合もあります。
また、最近の建物は廊下からリビングまで切れ目なく(見切り材が入っていない場合)フローリングを張っているケースが増えました。
仮に見切り材(例えば扉の下の枠=沓摺)があれば一部屋だけフローリングの張り替えが出来ます。
見切り材がない場合はフローリングとその下地である合板までを全て剥がして張り替えなければならなくなり工事期間も工事費用もかなり膨らみます。
動線上に起きる床鳴り
今回はマンションで床鳴りがありました。(置床構造です)
表面はCF(クッションフロア)で下の画像のように見切り材があるので床鳴りのある部屋だけを修復します。
ちょうどキッチンの入り口の木枠のすぐそば。
入る時も出る時も必ず足を踏む箇所(動線上)なので合板が劣化して柔らかくなりシーソーのような状況になってしまった。
この為合板を固定している根太の釘が緩み、抜けたり刺さったりをしてギーギーと音を発することになったようです。
床の開口をして原因を突き止め補強
キッチンの床を開けて根太を調整します。
合板も劣化していましたが、根太も劣化してたわんでいました。
根太を支える支柱がないので、数カ所入れました。
剥がした板を戻して同じ箇所を踏んでみて確認。問題なし。
トイレの床も床鳴り
トイレも上記と同じように開口して根太に支柱を入れてから板を戻してます。
この床鳴りは床屋さんがCFを貼る前に気がついて私に情報をくれたので即座に対応できて良かったです。
床材を貼った後に床鳴りが発覚するとせっかく貼った床材も剥がす、板も剥がすなどの手間が増え、修正した後また下地工事、床材の貼り工事が二度手間になってしまいますから。
何はともあれ早めに教えてもらって助かりました。
お客様も喜んでくれると思います。
結論:原因を突き止め補強すれば床鳴りは解消できる
今回は修正の後CFを貼るので問題なく修正工事が出来ました。