断熱(遮熱)塗料「ガイナ」の効果を確かめてみる【動画あり】
2019年4月、板橋区の蓮根にある株式会社日進産業さんを訪問。
断熱材「ガイナ」を検証してきました。
断熱塗料「ガイナ」の効果は?
まずはガイナと言う塗料の中身について説明を受けました。
半分以上は塗料ではありません。
その前に・・・
私の過去の経験:断熱塗料はダメ「お客様にお勧めできない」(他社製)
今から15年位前に弊社に某断熱塗料の営業マンが弊社に訪ねてきました。
例えば工場の鉄板の屋根に塗ると冷房効果が高くなり電気代も節約できると言われたので自分で実験をすることにしました。
レフ球を使って鉄板に普通の塗料とそのメーカーの断熱塗料の比較実験をしました。
しかし私には、それ程の優位性はみられなかったのです。
つまり、効果がほとんどなかったわけです。
この後から、断熱塗料と言う話を聞いても「それ程効果はないだろう」とこの経験で思い込んでいました。
またも断熱塗料のお話が・・・
先日、別のルートでまた断熱塗料の話が出たので『また断熱塗料の話しか…』と
「メーカーを訪問してみませんか?」と誘われたのですが一旦断りました。
それは前述の過去の経験から無駄だと確信していたからです。
しかし、その人は一回見てみないと分からないと食い下がる。
JAXAで採用されている塗料だと言われ、押し切られる格好で訪問することになりました。
JAXAのロケットに採用されている塗料
「ガイナ」の中にセラミックの微粒子がかなりの割合で入っているので塗料とは言わず「断熱セラミック」と称しています。
ガイナの中のセラミックの含有比率は60%。
「ガイナ」はJAXAで打ち上げるロケットの先端部分に塗られています。
大気圏で発生する摩擦熱から守る為の技術です。
ただし、ロケットの場合塗料の粘度はかなり高く塗るのが難しいくらいだそうです。
この技術のフィードバックで「ガイナ」が生まれたわけです。
断熱塗料「ガイナ」の実力
一般的な断熱塗料と「ガイナ」で熱伝導率の実験をしてみます。
実際に両手を当ててみるとその温度差は如実です。
画像の青と黒のボックスの中には白熱電球が上向きで2個取り付けられています。
その上に真四角の鉄板が右と左に1枚づつ置いています。
右側の鉄板は20年前にガイナを塗装した鉄板。
左の鉄板は一般的な断熱塗料。
映像もありますのでご覧ください。
実際の体験会の映像です。
結論:断熱をお考えの場合は「ガイナ」をお勧めします
塗料と言うよりも漆喰のように塗り固めていくと言うような印象の塗料です。
塗膜にかなりの厚みがあると言えば良いでしょうか。
塗装の仕上がり面は次の画像のようにザラザラします。
ガイナ塗装後の板金の部分を触ってみても熱くありません。
断熱の効果を物語っています。