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ウォシュレット用の電源がない!

ウォシュレット

ウォシュレットを使うには電源が必要

コンセントのないトイレではウォシュレットが作動しません。当たり前ですが・・・

ウォシュレット用コンセントを増設したケースをお話しします。

 

ウォシュレット消費電力について

貯湯式のウォシュレットの消費電力はそれほど大きくないので、分電盤から単独で配線する必要はないので近くのコンセントから分岐配線が可能です。

貯湯式ウォシュレットのSの一部とSBシリーズは最大で321Wです。

ただし、ウォシュレット上位グレードである「アプリコット」は最大1200Wを超えるので出来れば専用配線が望ましいです。(瞬間湯沸かし方式なので使用時に最大の電力になるようです)

 

コンセントから分岐配線

コンセントから分岐して壁伝いに露出で電線を確保しました。

左側の裏に元々のコンセントがありそこから分岐し右側のトイレまで配線。

壁を貫通して配線を通します。

なるべくわかりにくく目立たないように配線しコンセントを増設しました

設置したウォシュレットのSBシリーズ(リモコンが便器の右横に配置されているタイプ)で最大で318W、通常時で50Wの消費電力です。

これならば、他で電気を使っていてもそれほど気になることではありませんので、大丈夫です。

 

分電盤から配線をしなければならないケースは?

仮にアプリコットだと最大消費電力が1200Wを超えます。

同じ回路でヘアードライヤーを同時に使うと、ブレーカーが落ちてしまうくらい大きな電力を使用します。

子ブレーカーのアンペアは15Aか20Aなので、ウォシュレットで12A,ドライヤーで12Aだと24Aなので、容量オーバーでブレーカーが落ちてしまいます。

このケースは分電盤から独立した線を配線しなければなりません。

分電盤から独立した配線をする場合天上裏を通すとか、壁の中を通すのが一番美しい仕上がりになります。

それが出来ない場合はプラスティックのカバー(=モール)で配線する必要があります。

状況によっては工事自体出来ないこともあります。

 

結論:ウォシュレット設置時はコンセントがない場合は増設が必要

ウォシュレットのグレードによって

  • 近くのコンセントから分岐配線
  • 分電盤から専用配線

上記のどちらが必要で、どれくらいの工事になるのかは現地を調査してからになります。

お客様の使用状況やコンセントの位置、分電盤までの距離配線方法などを考慮してより良い提案ができればと思っています。

コンセント増設を依頼したいと思っている方、神奈川県内は出張工事致します。