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壁紙貼替の下地処理

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今日も質問を受けました。

壁紙を貼り替える時、古い壁紙の上から新しい壁紙を貼ることはできませんか?

出来なくはないですがあまりやりません。

一般的には古い壁紙を剥がすと非常に薄い裏紙が残ります。

これに新しい壁紙を貼り付けます。

裏紙を残すことで貼りつきやすい状況を生み出します。

これに対して壁紙の表面はビニールなので、貼りつきにくいわけです。

似たような原理で石膏ボードには貼りつきやすいけれどコンクリートの打ちっ放しには貼りつきにくいのです。

また、下地を平面化する為にパテで処理しますがこのパテも貼りつきにくいのです。

プライマーを塗布し貼りつきを良くします。

コンクリートにパテを打っているのでプライマーを塗布したところです。

シーラー(プライマー)が乾きました。

密着度が高くなったので壁紙を貼ります。

キレイに貼りつきました。

壁紙を貼ると言うただそれだけのことなのですが、下地処理が仕上がりを左右します。

クロス職人は日々経験を積んで、失敗から知識を得て成長しています。

「クロスを貼る」と一概に言っても職人によってやり方が違いますし、下地処理の方法も考え方も違うことを知って頂きたいと思うのです。