サッシの鍵(クレセント)
サッシの鍵は防犯上とても重要ですが、ごく稀に外れることがあります。
外れなくともぐらつくことはままあります。
グラグラし始めたら、必ずネジを締め直しましょう。
ここからが本題なのですが、外れた場合ネジを取り付けようとしても取り付けられない事があります。
ネジはねじ山があり、受け側にもねじ山が刻まれていてこれが合致するので締まるわけです。
しかし、アルミサッシはアルミと言う柔らかい金属であり、薄いのでねじ山を刻んでもすぐダメになってしまう。
ネジを締めるためには受け側に「座金」が必要になるのですが、クレセントのネジを外した瞬間、座金も外れてサッシの枠の中で落ちてしまうことがあります。
これがかなり厄介で、専門業者に依頼しなければネジが取り付けられない状況に陥ります。
これを修復するには少なくとも数万円以上の技術料、出張料などが掛かりますので是非ネジが緩んだら締め込んで下さい。
今回私が見たクレセントがついていないサッシは、座金が固定されていました(この場合は座金が脱落することはありません)。
なので誰でも割と簡単にクレセントを取り付けられます。
こんな状態でネジを受ける側の座金もしっかり固定されていました。
反対側はクレセントはありました。
このクレセントは窓の両側にあり、レバーを下げるとサッシの隙間がなくなり外部からの騒音が低減する、いわゆる防音サッシです。
昔、交通量の多い国道沿いのマンションにあったタイプです。
もし座金がなかったらと思うとゾッとします。