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ローコスト防音室(フルート用)

防音


フルートも意外と音量が大きい

私は趣味でフルートを吹くのですが、近所迷惑にならないように普段は貸しスタジオに通っています。

フルートだから音量は小さいから家で吹いても大丈夫じゃない?と金管楽器の人によく言われます。確かにトランペットに及ばないのは分かります。

実際にフルートを練習中に計測すると90dB台、フォルテで吹くと100dBまでになることもありますのでかなりの音量なのです。

ちなみに90dBは地下鉄の車内、100dBは地下鉄構内の騒音レベルです。

練習場所がない

しかし、新型コロナウィルスでの自粛が始まり貸しスタジオも期間限定で閉鎖になってしまいました。

これでは練習する番所がない。何とかならないかな。。。

そこで、簡易的に防音できないかと考えてみました。

一般的に防音室はかなり高価なものです。

ざっと調べるとD-40レベルで約100万円からになります。

YAMAHAのアビテックスの一番リーズナブルなタイプの0.8帖で58万円(運送費、組立費用、消費税は別途)です。(消費税や諸費用を加算すると80万円になります)

簡易的な防音室を作ることに

金額的にもっと安くならないかと考え簡易的な防音の試行を始めます。

もっとも私が目指す防音は木管楽器なので、防音はそれほど難しくはありません。木管楽器なので音量も割と小さめ(トランペットに比べると)で空気振動を遮断すればある程度の効果が出ます。

簡単に防音について説明しますと「固体振動」と「空気振動」の2つに分けられます。

吸音と遮音を兼ね備えれば良いので、このゴールデンウィーク中に実際に工事をしました。

そのローコスト防音室の効果は

防音した部屋の中で吹いています。最大で92dBです。

その隣室である廊下で騒音計で測ったところ最大で50dBまで減衰していました。

この位まで落ちれば何とか練習もできるかな、と思います。

もちろん正式な防音材を用意する方が万全ですがコストを考え飽くまでも簡易にこだわりました。

どうやって防音対策をしたかについては数回にわたって説明します。