子供の足音がうるさい2
足音が聞こえると言うのは固体振動だとお話ししました。
走る、歩く音が振動となって床から壁、床から下の階の天井へと伝わります。
解決策としては床の振動を切り離すしかありません。
つまり戸建ての場合隣のおうちの足音は一切聞こえません。
それは床を踏み鳴らした時の振動が伝わらないからです。
しかし、集合住宅では壁、天井、床が密接に繋がっている。
つまり構造体(骨組み)があるからどうしても振動が伝わるのです。
そこで床に防音の床材を使って伝わる振動の割合を減らすことが一つの解決策でもあります。
ところがこの床材を使わない場合で騒音を受ける側で対策を立てようとすると部屋の中を丸々防音にしなければならないのです。
分譲マンションの場合は防音が義務付けられており、必ず床に防音を施します。
フローリングの下に吸音材を貼ったフローリングか、置き床(二重床)でコンクリートの床に振動が伝わりにくいように防振ゴムで防ぎます。
騒音対策は騒音を出す側で対策しない限り受け側で対策すると莫大な費用が掛かります事をお伝えしておきます。