洗浄便座の水漏れ
洗浄便座の給水ホースから水漏れ
大家さんから水漏れが起きたので見て欲しいと連絡がありました。
在宅されていたので伺ってみるとキッチンのレンジフードの辺りから水漏れがありました。
上の階の部屋が原因です。
直ぐに見に行くとそちらもいらっしゃったので原因を確認します。
トイレからの水漏れ
キッチンの水漏れなので上の階のキッチンをくまなくチェックしましたが漏れている様子がない。
お風呂、洗面、洗濯機も漏れている様子がない。
最後にトイレに入ると靴下がビショビショに。
よくある原因としては、溜まった水を便器に一気に流す時にジョイント部のパッキンが劣化していると流すたびに漏れます。
しかし、今回の原因は別。
洗浄便座から水漏れ
洗浄便座の給水管(ゴムホース)から細い糸のような水がピューっと出ているのです。
早速止水栓で水を止め、雑巾で水を拭き取ります。
見る限りでは水漏れが始まって長くても十数時間だろうと考えられます。
水漏れの被害側での水量が少ないことと、加害者側がそのトイレに入れば濡れていることが分かるので気がつくはず。
洗浄便座の給水ホースから漏れている
不幸中の幸いなのは汚水ではなかったこと。
給水管からの水漏れなので上水なので雑菌はありません。
床を伝って流れる間に汚れは混じるとは思いますが菌をばら撒くわけではないので少し安心です。
残念ながら水が吹き出ている画像はありません。
加害者・被害者の両サイドの立場を考えて工事をする
加害者側と被害者側のそれぞれの立場に立って検証や工事を進めていく必要があります。
加害者の落ち込みもあります。
かたや被害者側の怒りモードもあるでしょう。
しかし、故意に水漏れを起こしたのならまだしも、老朽化で起こる水漏れは起こしたくなくても起きてしまう事故なのです。
上に行ったり下に行ったりを繰り返し、原因を探し、それぞれの感情も配慮しながら水漏れを止めます。
賃貸物件の大家さん、分譲マンションの所有者や使用者の方々、水漏れが発生した時は第一に原因を突き止めなければなりません。
加害者被害者のある水漏れは、双方の感情を抑えながら説明をし、臨時の対処をしなければなりませんし、最終的には内装を原状に戻さなくてはなりません。
修復の経験がある業者に素早く連絡をしましょう。できれば水道業者さんより工務店などの方が現場の経験も多い、内装の修復もできるので工務店やリフォーム業者が良いと思います。