排水が流れなくなった
排水管は時間と共に細くなります。
え⁉️
管が細くなるの⁉️
いえ、違います。
排水管の外観は全く変わりません。
排水管の中に汚れが溜まって細くなるという意味です。
汚れが溜まると言う事は真っ黒な物質、かと思いきや…

このように白い物質が溜まるのです。(グレーの粉のようなものは、塩ビの配管を切断した時の屑です)
この時だけ白かったのでは?
と思うかも知れません。
しかし、高圧洗浄の時、排水枡で見ていると白い物質が流れ出てくるのです。
ではこの白い物質はなんでしょうか?
これは油脂です。
料理で使った、または食べた後のお皿を洗う時の油が毎日毎日微量でも流していると水と油の性質で分離してしまい油分が配管に付着します。
これが徐々に重なっていって上の画像のように配管内をふさぐようになるまでに増えてしまうのです。
こうなると流れが悪いとか排水口から逆流してくるなど不具合が出てきます。
ではどう対処すれば良いのでしょうか。
出来れば配管を交換したいところですが、配管を交換するとなると、壁や床を剥がさなくてはならないのでコストがかかり過ぎる。
ではどうすれば良いかと言うと高圧洗浄です。
排水枡から高圧で噴射するノズルを突っ込んで配管の中を洗浄します。
高圧洗浄の費用は思ったよりも高いです。
ただ壁や床を解体、復旧する事を考えるとかなり安いです。
一軒だけやると高いのですがマンションなどのように数十軒ある場合は1戸あたりの単価としては安くなります。
目安ですが、弊社では1軒の場合7万円、他の住戸がある場合は1軒あたり3万円くらいです。
詰まる前にやらなければ逆流して水漏れをおこすなどのトラブルになります。
水漏れ事故を起こすと費用はかなり高額になります。
ヘタをすると3桁の金額になる事もありますので転ばぬ先の杖と考えるようにしてください。