寒さ対策には二重窓(木造戸建て住宅)
寒さ対策には二重サッシが有効
冬、暖房の熱が逃げる場所は窓。
その割合は58%にも及びます。
壁から熱が逃げるよりも窓を閉めていても熱が逃げてしまうんですね。
なので二重サッシが寒さ対策の一つです。
窓から熱が逃げる訳
窓はアルミサッシが大半を占めています。
アルミの熱伝導率は220W/(m・K)です。鉄が80ちょっとなのでアルミの方が圧倒的に熱を伝える効率は良いことになります。
ちなみにガラスは1、空気は0.025などです。(数字が小さいほど熱を伝えにくい)
缶ビールはアルミ缶ですが、夏ぬるい缶ビールを早く冷やしたい時は氷水に横に寝かせて缶を指で車輪のようにぐるぐる回すと早く冷えますので「冷やすのを忘れた!」時は試してみてください(余談でした)。
窓が原因の理由の一つにはアルミサッシが外の冷気を部屋内に伝え部屋の暖かさはアルミによって失う(熱量保存の法則)からです。
空気層が断熱層になる
先ほど空気は熱伝導率が低いと書きました。
それなら空気層を作れば寒さ対策になると思った方、あなたは素晴らしい感覚の持ち主です。
窓の内側に空気層を作れば熱の伝導が小さくなる。
つまり暖かさが逃げづらくなると言う訳です。
内窓と言う解決策
空気と言う断熱材を層にすれば防寒対策になります。
これが『内窓』とか『二重窓』と言う考え方です。
内側の窓はアルミではなく樹脂製ですので熱伝導率は低いので心配は不要です。
高額な費用がかかるのでは?
リフォーム会社や工務店で価格はバラバラなので一概に言えませんが、サッシのカバー工法よりもかなり安く出来るはずです。
加えて工事時間は窓1箇所30分から1時間程と短いです。
(※事前の採寸やメーカーで製作する時間や日数は入っていません)