タイル張りのお風呂をユニットバスに出来ないケース
タイル張りのお風呂をユニットバスに出来ない
- 上から見た時に四角形以外の形状
- サイズが既成のユニットバスに合わない
28年リフォームの仕事をしてきましたが、やはりタイル張りで柱型が出っ張っていたり「凹」の字のような形だったり逆に「凸」の形のお風呂は何度か見たことがあります。
ユニットバスはほとんどが長方形なので、出っ張り引っ込みには対応できません。
逆にユニットバスをこの形で収めようとすると極端に小さくなってしまうのです。
タイル張りのお風呂のリフォーム
- 新しくリフォームする場合もタイル張りのお風呂にする
- バス用のパネルを貼りユニットバス風にする
タイル張りのお風呂
タイル張りのお風呂を解体して新しいタイルをデザインしてリフォームする方法です。
色を変えたり、モザイクや部分的に石目のタイルを入れることでデザイン性を全面に出すお風呂にします。
できるなら水栓金具も例えばインテリアバーなどを入れて手すり的機能とシルバーの美しさのデザインを同時に持たせることもできます。
浴室用パネルでリフォーム
リアテック(サンゲツ)やアイカ工業ではお風呂専用のパネルのラインナップがあります。
木目調、石目調、織物調などがあり一面を木目調などにするとユニットバスのアクセントパネルと同じ効果があります。
また、床にも冬冷たくない浴室専用のシートがあります。
これらを使いタイル張りお風呂のリフォーム同様水栓金具でシャワーの位置を無段階に固定できる「インテリアバー」などを使えばかなり個性的な浴室が完成します。
浴室乾燥暖房機
できれば「浴室乾燥暖房機」を入れることをお勧めします。
特にタイル張りのお風呂は長年使用しているとタイルと下地の間で劣化が進み、真冬シャワーでお湯をかけたらタイルが剥がれ落ちてきた、と言う事例もあります。
これは温度差により(例えば0度に)冷えて縮んでいたタイルに40度以上のお湯をかけ、タイルが急激に膨張したことと経年劣化が原因です。
浴室暖房があれば徐々に浴室内の温度を上げるのでこのような現象はかなりレアなケースになると思います。
と言うことで・・・
- タイル張りのお風呂にリフォームする
- お風呂専用のパネルやシートでリフォームする
以上が結論です。