マンションの天井から水漏れ
マンションの天井から水漏れ
「廊下の天井から水漏れがある」と言う連絡が大家さんから入りました。
賃貸物件のマンションです。
水漏れ調査
原因を調べるためにまずは連絡をくれたお部屋を調査。
廊下の天井から水漏れを確認。
その後上の階を訪問。
廊下に面したキッチンを調査 → 水漏れナシ
廊下に面した浴室・洗面を調査 → 水漏れナシ
最後にトイレを調査 → 入ると踏み入れた足がビショビショ
原因はトイレの水漏れ
トイレの洗浄便座の水を供給するホースからピューッと水が吹き出している
針で刺したような穴があいていました。
故意に針を刺すようなことはないと思いますので劣化とも考えられますが、はっきりした要因は特定できません。
洗浄便座を取り外して床の上の水を拭き取り、水漏れがないことを確認しました。
幸いにも天井に漏れた水の量は少なく、且つ時間も短かったのである程度は拭き取ってあとは乾燥に任せました。
保険の適用
借家人賠償保険と言うものがあります。
賃貸物件の場合火災保険に入ります。
これは自分の家財道具の補償などを目的としたもの。
そして特約で「借家人賠償保険」に入っておくとこのような他人に被害を与えた場合に有効です(ただし、あくまでもこれは借りた人が大家さんの持ち物である建築物への補償ですので誤解のないように)。
被害者と加害者
水漏れの被害に遭った側は正直なところあまり気持ちが良くないのは事実です。
しかし水漏れを起こした加害者側も故意に水漏れを起こした訳ではないので、自分を責める気持ちと相手への陳謝の気持ちとが入り混ざっているのだと思います。
しかし、被害者側が納得してくれたので事が大きくならずに済みましたし、加害者も保険が適用されたので出費もなくこの件は終わりました。
水漏れに気をつけた方が良い場所
- トイレの床に水が溜まっていないか
- 洗面の下の扉の中に水溜りなどはないか
- キッチンのシンクや蛇口の下の扉(引き出し)を開けてみて水漏れがないか
- お風呂の壁が錆びて膨らんでいるところはないか(微量に水漏れをする事があります)
同じ器具を25年以上使っている場合は特に注意しましょう。