対面式キッチンにリフォーム
壁に向かうキッチンから対面式キッチンにリフォーム
壁に向かって立つように配置されたごく普通のキッチンです。
使いにくさはあまりないと思います。
付加価値を求めて、デザインを考え直すと、何の変哲もないごく普通のキッチンです。
どうしてもこれが良い、と言う発想はあまり浮かんでこないと思います。
窓を右に見て正面に(壁に向かって立つ)キッチンが配置されています。
対面式キッチンの良さ
開放感があるキッチンになります。
それは少しだけですが生活臭が消えるからだと私は考えています。
吊り戸棚がありません。
天井の照明からの光、窓からの光がさえぎられることなくキッチンに差し込みます。
スッキリ感と開放感は今までのキッチンでは考えられないインパクトです。
対面式キッチンにリフォームするための必要条件
壁にあるキッチンを「対面式(ペニンシュラ型やアイランド型)」にリフォームするためには条件が必要です。
1番重要なことは対面式のキッチンを配置出来、且つ作業スペースが確保できるか、です。
技術的な問題として次の2点が考えられます。
- 配管スペースがあるか
- ダクトスペースがあるか
この2点は重要です。
給水・給湯そして排水の配管がなければそもそもキッチンが作れません。
調理した熱や匂いを外に出すためには排気の経路も必要です。
配管は一般的には床下にスペースが必要。
排気ダクトは天井裏にスペースが必要。
床下のスペースがない
リフォームでは床下にスペースがないので新たに床を作ればその上にキッチンを配置できます。
しかし、床を高くすると床から天井までが低くなります。
今回は元々天井高が230cmでした。
これに床を上げて排水の勾配を考えると最低でも20cmは底上げしなければならない。
つまり天井高が210cmになります。
キッチンカウンターの高さが90cm。コンロからレンジフードの下端まで80cm以上のクリアランスが必要なので、これだけで170cm。
すると残りが40cmしか残らず、レンジフードの高さを40cmにしなければなりません。
すると浅型のレンジフードしか設置できないとなるとかなり質感が落ちてしまいます。
やはり対面式キッチンであればスリム型レンジフードは必須アイテムかと思います。
設計の見直しで浮上した条件にあうキッチン
床を上げないで、対面式のキッチン(条件はオールステンレス仕様)を設置するためには壁からキッチン本体の中に配管する方法しかありません。
各メーカーの仕様を調べた結果、ナスラックとクリナップが浮上。
クリナップもナスラックも配管スペースはあったのですがナスラックには問題があってクリナップを提案することにしました。
クリナップのSTEDIA
さすがキッチンの老舗メーカークリナップ。
オールステンレスは非常に質感の高く、出来上がりを見ると1ランクも2ランクも上のキッチンでした。
カタログで確認していた時にはオールステンレスでもかなり暗い色合いのステンレスでグレーとブロンズの合間のような色合いに見えていました。
しかし、完成品を見て美しさを実感しました。
実際に肉眼で見るとヘアラインが入ったステレンスそのもので、色もこの画像の通りの色合いです。
STEDIAにはステンレスの色も4種類あります。
一つ上のグレードにはステンレスに波模様を施したデザインもあります。(ちなみに私はこの”class2″の方がシンプルで好感が持てます)
その他木製の扉もありますので選択の範囲はかなり大きいです。
対面式キッチンにリフォームする時の心得もございますのでご相談ください。
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