キッチンリフォーム途中での追加工事が不安
キッチンリフォーム途中で問題が起こった時どうするか
キッチンのリフォームをしていると思わぬ問題が起きることがあります。
流し台の裏側の壁にカビが出ていました。
古い蛇口からの水漏れが壁にカビを生えさせたようです。
状況を報告をしてくれる業者を選ぶ
依頼主が在宅している場合は良いのですが、朝あいさつをしてお仕事に出かける方もいらっしゃいます。
依頼主不在となると電話で説明をしますが、繋がらない場合、工事がストップします。
限られた時間内での工事ですので、30分のロスが工事完了を遅らせることになります。
特にマンションでの工事は17:00までと言う制約があるので、当日終わらないこともあり得ます。
このお客様の場合、幸いにも私に全面的な信頼をもらっているので、すぐに電話をして説明をして対策工事をしました。
個人的にはできれば画像を送れる(メールとかLINEなどの)環境が欲しいと思います。
何事もなかったかのようにそのまま工事を進める工事業者に注意
カビが生えていても、時間を優先して当日に終わらせる無責任な業者もいますので、要注意です。
工事の前に「報告」と「金額」を知らせてもらうように打ち合わせをしておくことが肝心です。
状況と金額を説明
状況に加えて金額をお知らせします。
お客さんの判断で追加工事の有無が決定されます。
私の今までこのような水漏れやカビの発生があった場合はボードや断熱材の交換は100%行っています。
カビや水漏れをそのままにしておくことこそ、将来の資産価値の大きな損失になるからです。
本来は大工に壁工事をしてもらうのですが、大工も他の現場で工事をしています。
急きょ来てくれることはありません。
私の出番です。
近くにホームセンターがあれば良いのですが、少しでも遠いとそれだけ時間が掛かります。
買い出しに行っている間は工事はストップします。
キッチン取り付けも待ってもらいます。
戻ったらすぐに壁の修復工事を行います。
なんだかんだで2時間は現場が止まりました。
壁の復旧工事はいくら?
目安として(今回の画像のケースで)断熱材が約1万円、ボードと木材などが5千円、工事費が3万円で合計で5万円くらいの追加になります。
これを高いと見るか安いと見るかはお客さんの判断です。
当日中に完成・引渡し
あたらしいキッチンが収まり、水道もコンロも使えるようになりました。
正直私たちもホッとした瞬間です。
あとは手元灯を取り付けて、キッチンパネルのコーキングが硬化したら使えるようになります。
当日は使わないと決めていた
コーキングのことを事前に説明しておいたので、
「キッチン設置当日は出前を取る」と決めていたそうです。
現場調査をしてもわからないことがあります
何度も打ち合わせに行くので、ある程度は信頼関係が築けると思っています。
現場調査をしても「水漏れ」が隠れていることは分かりません。
キッチンを外してみて「想定外」のことが、はじめて分かることがあるのがリフォームです。
人間関係が大切
信頼して頂ければ資産価値を損なうことは決してしません。
また、極端な金額を上乗せすることもありませんし、できません。
1回のリフォームから、ホームドクター的に心配事があると連絡をもらえる仲になれれば嬉しいと思っています。