マッチングサイトでリフォーム業者を見つける【要注意】
AさんはテレビでCMをやっている皆さんも知っているサイトで玄関の照明の工事を依頼したところ1年も経たずに調子が悪くなった。
修理を依頼したところ「これは製品の性質上仕方がない」と言われ帰っていった。
仕方がないのでサイトに連絡したところ「その業者は退会しており連絡がつきません。」と言われた。
テレビでCMをやっているので安心
テレビCMが流れているところだから安心とは思いつつも、用心の為知り合いのBさんに聞いたら
「エアコンクリーニングを頼んだら親切にやってくれたわよ」と言われたので、
それなら頼んでみよう、と言うことになったそうです。
しかし実際には製品も悪く対応も悪かったと言うことなのです。
全ての業者が悪いわけではない
マッチングサイトと言うのはサイト運営者は責任を負ってくれません。
あくまでも、仕事をして欲しい人と仕事をしたい人をつなげるだけの役割しかありません。
- サイト運営側はお引き合わせをするので料金請求する
- 消費者側は業者を紹介してもらったから料金を支払う
- 消費者は直接紹介された業者と打ち合わせをしてくださいね
以上がマッチングサイトの大まかな流れです。
知り合いに「私も○○と言うマッチングサイトのリフォーム屋さんでやってもらったけど、安くて丁寧だったよ」と言われたことがあります。
必ずしもマッチングサイトがダメと言うことではありません。
こればかりは運不運があるのかと思います。
マッチングサイトじゃなくても同じようなことは起きますから。
リフォーム業者は知識と経験が必要
私は専門家ですから、色々な職人さんや下請けさんと話をします。
普通に話ができれば問題ないのですが、「この人は知識不足だな」とか「経験が足りない」と思う人がいます。
そう言う人とはお仕事はしないことが多いです。
何故なら良いものができない可能性が非常に高いからです。
ただし中には凄く勉強熱心な方もいるのでそう言う人とは一緒に勉強していきます。
現場を多く見て、仕上げて経験をすると、出来上がりの絵が見えてきます。
しかし経験を積んでいない人や知識不足の人は絵が頭に浮かばないので話をしても通じないことが多いので、その時は木工事に携わるのはご遠慮願っています。
「本当にこの人に任せて良いか?」を見極めることが大切
マッチングサイトでも、担当者と話をしていれば、全体像をつかんでくれているかどうかがわかります。
知識のない人と話していると「自身」がないことに気がつくと思います。
そう言う人が担当になると出来上がりが悪くなります。
では何を持って知識がないとするのか。
私の場合、全体像を伺ってできる事とできない事を申し上げますし、機能が同じならこちらの方が安いとか、長持ちすると思うなどの私見も織り交ぜて説明します。
そんな納得ができるような説明ができる人に仕事を任せたいのではないでしょうか?
ちょっとした工事を依頼してみる
例えば蛇口からの水漏れの修理とか、照明の調子が悪いなどの小さな工事で依頼してみる。
すると工事のやり方などが見えてきますし、その時にお話をしてみることもできると思います。
職人はあまり話さないことが多いので担当者と話すのが良いと思います。
ここで言う担当者とは現場責任者のことでユーザーのリフォームの監督といった感じのポジションの人のことです。
例えばキッチンを取り替えたいと伝えてみるとどういうキッチンがお勧めかを教えてくれる人は知識のある人です。
取り替える時の注意点を教えてくれる人は経験値のある人です。
例えば「他のお客様でキッチンを取り外したら水漏れの跡があって急遽対処したこともあるので、実際に解体してみないとわからない事も出てきます」などとアドバイスもあったりします。
小さな工事を頼むとそこの会社の人が必ず訪問するのでその時に聞けば良いと書きましたが、小さな工事をするくらいならリフォームをしたほうが良いと考える人もいるでしょう。
そんな人は直接見積もり依頼をかけてみるのも良いかもしれません。
しかし、私もそうですがあからさまに「他社にも相見積もりの依頼をしています」と言われるといわゆる当て馬にされるのではないかと思い熱が冷めてしまうこともありますので、その辺は慎重にした方が良いと思います。
何故当て馬にされると思うかと言うと「価格で決めます」と言われている気がするのです。
価格も大事だと思いますが、価格だけではないのがリフォーム工事で、製品を買うのではなく職人の技術を買う、設計を買うのですから仕上がりに応じて価格が下がることはないと思っています。