歩くと凹む床をリフォーム|フロアタイル仕上げ
1階のLDKを歩くと数か所床がへこんでしまう箇所がある。
「床が抜けてしまうのではないか?」との不安もあったのでフローリングの張替を希望されていました。
在宅で高齢者もいらっしゃるので全面的に貼り直すにはちょっとリスクが高いので、フローリングではなく安全でキレイに仕上がる方法を提案しました。
フローリング張替の新旧の差
木造のフローリングの張替で考えなければならないことの一つに現在と少し前のフローリングの張り方に違いがあります。
昔は根太(床板を固定する角材のこと)の上にフローリングを張っていたのですが、現在は根太の上に合板を張って、その上にフローリングを張る工法に変わっています。
つまり昔の張り方よりも床が厚くなりますので、特に扉の開け閉めが出来なくなる場合もあります。
巾木の収まりも今と昔とかなり違うので下手をすると壁も壊さなくてはならなくなりますので、工事が長引いてしまいますし解体時に誇りも多く拡散します。
在宅でしかも高齢の方がいらっしゃるお宅ではなるべく時間を掛けずに工事を終わらせたいのはご家族も同じではないでしょうか。
現在のフローリングのメリット
昔のフローリングの張り方はフローリング1枚ですが、今は合板を張った上にフローリングを張りますので、かなりしっかりした仕上がりになります。
土間からの湿気を直接フローリングが吸収していましたが今は合板が1枚多くある為丈夫になっています。
結果として歩いていて床が凹むことはほぼなくなります。
フロアタイルで仕上げを提案
フローリングの厚み、巾木の工法の違いなどを考慮して以下の通りの提案をしました。
- 凹む部分を合板で張替て補強
- 上からフロアタイルを貼って仕上げる
この方法で、床面が上がることはほとんどなく(約3㎜アップしますが)、巾木もそのままを使用するので解体も少なく工事時間も短縮します。
工事は最小限にして仕上がりは最大限の効果
工事の内容としては
- 床凹み部の補強大工工事
- フロアタイル仕上げ工事
のをそれぞれ1日づつの2日間で終わりました。
床の凹み部分の補強工事と同時に「掘りごたつ」をふさぐことにしました。
床がぐらぐらすることなく、掘りごたつもなくしたので全体的にフラットになり歩きやすくなりました。
お客様のご要望を踏まえた上でより良い提案をしようと考えております。
旧工法のフローリングも残っています
ちなみに、ノダのフローリングは合板を張らずに昔ながらのフローリングのみ張る商品が種類は少ないですが残っています。
ただし、状況によって施工できる場合と出来ない場合がありますので必ず業者にご相談下さい。