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レンジフード(換気扇)交換工事について解説|費用感もお伝えします

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プロペラ式の換気扇はDIYでも交換出来ますが、レンジフードとなると事情は少し違いプロに依頼しなくてはなりません。一つには電気工事が含まれるために電気工事士の資格あ必要、そしてかなり重いのでレンジフードが外れた時に落下すると、下のコンロが壊れたり、自分が怪我をすることになりますので要注意なのです。

さらに問題があるのはダクト管の接続で、既存のレンジフードと同じ物であれば”すげかえる”だけですが新しいレンジフードの吹き出し位置が違うと部品などが必要になるので、一筋縄ではいきません。

古いレンジフードと新しいレンジフードの形式が異なる場合

上で述べたように形式が異なるとダクト接続の為の部品が必要になります。ただ、それだけなら良いのですが、ダクトの位置が固定されていて、既存の機器を取付けるのがギリギリのスペースと言う場合があります。その場合は新しい機器を古い機器と同じ形式の物にするしかありません。

新しい形式の物に交換することは出来るが隙間が見えてしまう、と言うこともあります。その場合は付属の面材を取り寄せるかそれに当てはまるものがなければ他の部材を流用するしかありません。

最初に面倒くさいことばかり書きましたが、それを踏まえて実際に交換する場合の事を解説していきます。

ブーツ型からブーツ型への交換

ちょっと分かりにくいですが、古いレンジフードが以下の物です(レンガのステッカーを貼っているので分かりにくいかも)

ブーツ型RH

かなり前から異音がしていた為(レンジフードの異音の例はこちら)交換の依頼が入りました。劣化の原因はモーターがダメになるケースが多いです。モーターが回りにくくなると吸い込みが悪くなるのと、モーター本体が熱を持つのであまりよろしくないです。

古いレンジフードを外すとこのような感じになります。このレンジフードの幅は60㎝です(他には75㎝、90㎝などがありますが、古い機種だと現在存在しないサイズもあります)

RH外した後

上の写真で、外した上に見えているのがダクト管です。新しいレンジフードもほぼ同じ位置なので、問題なく設置出来ます。

下の写真が交換後のブーツ型レンジフード(黒)です。当たり前ですが、モーター音が小さいので静かになります。

ブーツ型RH(黒)

形式が違うレンジフードの交換例

次は形の違うレンジフードの交換です。ブーツ型からスリム型タイプに変更します。型式が違いますので、排気ダクトの排出方向などが異なることが多く、ダクトの切断、延長、曲げなど少し工事が必要になります。あと問題になるのは固定方法で、下の写真を見ると分かりますが、天井から吊りボルトが延びています。元々はこれに荷重を掛けていたのですが、スリム型レンジフードはそれが出来ないので(位置が異なる為)その都度固定位置を最適なところにします。また今回は吊戸棚の出っ張り具合がレンジフードを挟んで異なるので、その対策もします。

下の写真は古いレンジフードでブーツ型です。

ブーツ型レンジフード(旧型)

このケースでは吊戸棚がレンジフードの手前と奥では奥行(出っ張り寸法)が違っている為、隙間が出来ますので、それをふさぐ面材が必要なのと、ダクト管がフレキ管ではなく実管だったので、切断します(騒音が出ます)。

左側から飛び出ているダクト管を切断しなければレンジフード本体が設置出来ないのでカットしました。

この後スリム型レンジフードを設置します。

左の縦長の隙間を不燃化粧材で隠して完成です。ご覧の通りレンジフードの右端は吊戸棚と同じ面ですが、左はその面よりせり出しています。隙間が出来る為面材で化粧をしました。

スリム型RH(面材あり)

スリム型レンジフードの向かって左側の吊戸棚の位置が出っ張っていますが、その部分を隠しました。天井のクロスの跡が古いレンジフードの大きさで残っていますが、この後クロスの貼替をすればキレイになります。

 

一般的に設置されているスリム型レンジフード

下の写真がスリム型レンジフードで上の写真よりもすっきりしていると思いますが、これが一般的な設置です。

スリムダクト型RH(pana)

収まりも良く、見た目がスッキリしていますので、今はこれが主流です。価格はブーツ型よりは高いですが、定価から見るとかなり値引きの出来るタイプです。

下の写真はキッチン全体を交換した時のものでスリムダクト型レンジフードなので、キレイに収まっています。できればキッチン全体を交換した方が良いとは思いますがレンジフードのみの交換も出来ます。

ラクエラ180

(Instagramはこちら

レンジフード交換費用の目安

レンジフードもいろいろな種類がありますが、一番安価なブーツ型の交換についての目安金額をお知らせします。

まずサイズですが、幅が60㎝、高さが60㎝でブーツ型、色は黒で交換すると最低59,800円(税抜き)です。

エリアは東京23区内、川崎市、横浜市、相模原市とその周辺地域になります(近隣地域の方はお問い合わせください)。

メーカーはその時の在庫品でPanasonicや富士工業(大手メーカーに卸している会社です)などです。

高さを補うための幕板などが必要な場合は数千円~が加算されます。