賃貸物件のリフォーム
賃貸マンションのリフォームの依頼がありました。
キッチンを替えて欲しいと言うことなのです。
お風呂は交換しないが洗面化粧台は交換する。
私の経験値からの意見なのですが、中途半端になるリフォームは避ける方が良いと思っています。
つまり、人間の目と言うのは正確であるが故に古いところが目立ってしまう。
すると不満が少なからず出るのです。住んだ人は「何で中途半端なんだ?!」と感じる。
新品で綺麗なキッチンがあるのに、床はそのままなので床の古さが目立つ。
浴室がユニットバスで綺麗になっているのに、洗面化粧台は古い場合「何故洗面はそのままなんだろう?」と考える。
大家さんにだって予算がある。
全部が全部リフォームするにはそれなりの予算組みが必要になってくるわけです。
そこで低予算で綺麗に見せる方法が我々に問われているのだと思います。
さりとて全てを満足させるにはそれなりの予算がやはり必要になってくるのですね。
個人的な考え方ではありますが、
1.表装工事
2.設備工事
3.建具工事
大きくこの3点ですが、原状回復工事は主に1.の表装工事のことに等しいと思います。
2.の住宅設備工事はキッチン、お風呂、洗面、トイレですが、これは10年を一区切りとして考えると恐らく20年や30年はそのままの場合が多いです。
しかし、ここを交換しなければ、これから借り手が離れてしまうことも避けられないと思っています。
そして建具。
表装が綺麗になり、設備が新しくなって建具を替えない場合、建具が古く見えるのです。
中途半端ではないリフォームをお勧めします。
古くて予算がない大家さんには「0円リフォーム」をお勧めしています。