和室から洋室に
平成から令和になろうとしています。
平成も31年と言うことは、平成元年に竣工したマンションでも築30年は経過しています。
そしてここ15年は和室を洋室にと言う潮流でした。
ただ、平成はデフレで過ごした時代。
賃貸マンションで、和室を全面的に洋室に変更するのではなく、畳をフローリングにし、襖をクロス貼りにした程度の中途半端なリフォームが多かったのは事実です。
今、これが仇になっていて、中途半端なリフォームをした物件はなかなか決まらないと言う状況が続いています。
和室の面影と言うのは次の通りです。
1. 襖
2. 畳寄せ(畳と壁の間にある1センチ位の太さの木)
3. 長押(=なげし=だいたい高さの壁にある幅のある木)
4. 板張りの天井
5. 押入れ
6. 窓枠の木(無塗装であることとか、木枠の組み方など)
7. そして柱型が壁に存在する真壁であること
これらの一部を残して床をフローリングにしていると非常に中途半端な感覚を持つ人は多いようで平成ならまだしも昭和のイメージを払拭できないのです。
先日ご紹介した2部屋を1部屋にと言うブログはこれらの問題点を残さずに洋室に変えました。
是非ご覧ください。
また、一部づつフローリングに変更するので、床の色が部屋によって違うと言うことも生じます。
ある部屋は濃い茶色のフローリング。
別の部屋は肌色のフリーリング。
それは退去の際の予算内で収めたのがこの中途半端になる原因と言えます。
今は賃貸物件の不況の世の中。
ある程度の予算でデザインや設備の一新をすべき世の中になってきています。