インテリアデザイン
例えば賃貸マンションで考えてみたいと思います。
内装のデザインだと白或いは白に近いベージュなどのクロスで天井や壁を貼り替えていました。
しかし10年くらい前からアクセントクロスと呼ばれるデザインが取り入れられるようになります。
するとデザインを勉強していないにも関わらず見た目からの経験で部屋の中をこの面は茶色のアクセント、床はフローリング調。
別の洋室は一面をブルーにし、床はテラコッタで。
リビングは窓の面は白、窓に向かい合っている面はグレー、キッチン周りの壁は茶色で床はフロアタイルでヘリンボーンのような凝った貼り方で。
そんな風な部屋の写真を大家さんから見せてもらいました。
衝撃でした!
部屋の中が統一感なくガチャガチャ、としか言いようがないのです。
4年位前でしょうか。塗装屋さんのアパートの原状回復を見たことがありました。
その時の画像があったのでご覧頂きます。
和風の格子引き戸のところに赤と緑と白。
他の部屋はパステルグリーン、黄色、茶色。
これが悪いと言う事ではありませんが、正直落ち着きのない部屋になってしまいます。
デザインとはある一定のテーマを持ちそれを具現化するとものですので落ち着いた感じを持てるはずなのです。
例えばリビングでもアクセントクロスは一部のみであとは一般的な白系統で納める。
床は同系色でもアイボリーに近い木目などで柔らかい雰囲気を出すのがデザインだと思います。
が、実際には何でもかんでも色のついた、しかも濃い色をふんだんに使ってしまう人がいますが、これはダメです。
心理的に落ち着きがなくなってしまい集中出来ない家になってしまいます。
是非インテリアデザイナーのいるところにお願いしましょう。
内装だけならまだしもキッチンやお風呂など高額な設備を統一感のない物を入れられたら後から交換は出来ないので慎重に、慎重に。