洗面化粧台の陶器のボウルに亀裂が!その対策は?
わ!化粧水のビンを落とした!
割れなくて良かったぁ
と思ってよく見たらヒビが入っている…
そんなことがあります。
なかなか経験しないことかも知れませんが、リフォームの仕事をしているとご相談に依頼があります。
ひどい時はキレイに割れてしまい大きな穴があいてしまうこともあります。
髪の毛位に細さの亀裂が入っています。
拡大すると…
すぐには水漏れは起きないと思いますが、近い将来少しづつ始まります。
一番気を付けて欲しいのは気がつかない内に洗面ボウルの下から洗剤やシャンプーなどを置いているところが濡れてしまうこと。
最初のうちは微量の漏れなので気が付かないと思います。
それをそのままにしておくと階下への被害が発生してしまいますので、集合住宅の方は要注意です。
自分の物がダメになるならまだしも、マンションの場合他所のお宅に被害を及ぼす可能性があるから怖いのです。
自分で出来る一番安上がりな亀裂(漏水)の対策
漏水対策としては、陶器でも接着できる2液性の接着剤で補修をすることをまずはお勧めします。
亀裂に沿って補修剤を塗るので見た目は格好悪くなりますが、漏水対策や亀裂の進行阻止には役立ちます。
賃貸物件にお住まいの方は自分で補修はNG!
賃貸物件の場合は自分でやらないで必ず管理会社や契約をした不動産屋に連絡をして修理を依頼して下さい。
ご自身で報告なく修理をすると退去の際に「原状回復工事」の費用に「故意過失」の項目で修理費用あるいは交換費用を請求される場合があります。
火災保険を確認
火災保険の特約で借家人賠償保険を掛けていれば保険から修理費が支払われますので今一度、火災保険の内容を確認しましょう。
必ず保険の営業の人か不動産屋さんに連絡してください。(直接保険会社に連絡するのは避けた方が良いです。言い方次第では保険がおりなくなることがありますので)
保険会社や不動産屋によってはこれを外して火災保険を加入させていることもあり、その場合は自費での弁償になります。
洗面ボウルの交換ができる可能性あり
持ち家の場合の話に戻します。
見た目を気にしなければ補修でも良いのですが、亀裂は進行します。
徐々に底の方にまで割れが進むと水漏れが始まります。
そうならないうちに、洗面ボウルの交換ができるかどうかを確認しましょう。
メーカー、グレード、機種、製造年によって交換できる、出来ないがあります。
交換できるなら早めにメーカーに連絡して交換しましょう。
交換費用は?
残念ながらメーカーや機種、グレードによって費用が全く違いますのでお伝えすることができません。
ちなみに以前TOTOメンテナンスで交換してもらった時は5万円ほどだったと記憶しています。
でも交換できたのでラッキーでした。
部品供給があるうちに交換しましょう
あまり古い機種だと部品供給がなくなってしまうのですぐに確認をしましょう。
製造を中止した後10年は部品があるはずなのでその間に交換をした方が良いです。
補修跡から水漏れが生じたら全部交換
洗面ボウルが交換できない、またはしなかった場合で補修跡から水漏れが生じたら洗面化粧台全部を交換しかありません。
でも良い方に考えれば「リフォームで気分もスッキリ」になること間違いなしです。