床ワックスを取り除く(剥離)
床にはワックスを掛けます。
特に新築で引き渡す時はまず間違いなくワックスを掛けます。
ツヤを出すのもそうですがフローリングを保護する役割もあります。
通常はアルカリ性の洗剤で洗浄して新たにワックスを塗布します。
これを何度も繰り返していると微妙な汚れが積み重なることと、ワックス自体が酸化(劣化)します。
少し黄ばんだり、薄汚れた感じがするのは汚れの層と劣化によるもとです。
こうなるとワックスを取り除くのが一番キレイになります。
これを剥離(はくり)します。
剥離剤を塗布するとワックスが溶け、浮いてきます。
これが画像の少し白っぽくなったところです。
これをポリッシャーで削ぎ落とします。
剥離したワックスを吸い取ります。
汚水はグレーと言うかかなり黒っぽい色になります。
生活での汚れと前述の汚れの層、ワックスの劣化、洗浄液などが混ざっています。
かなり汚れているなと感じます。
普段は気がつかないのですが、実際作業をすると「こんなに汚れていたのか…」と本当に実感します。
ワックスを剥離するとフローリング本来の地肌が出て来ます。
綺麗だなと思います。
ただ剥離は家具などがあるとなかなか出来ません。
一旦家具や荷物は空にしなければならないのが難ですが、根本からキレイにしたい場合はオススメですよ。