床のキシミ音
マンションのフローリングからギシギシとかキュッキュッとか音がするのは床のキシミです。
歩く時同じ場所で同じような体重の掛け方の時に鳴る現象。
または歩いていると「パン!」と言う感じの音もあります。
どちらにしても嫌な音。
ギュッときしむ音は釘が原因です。
古い釘がサビて板を根太に止める為の釘が板にはしっかりくっついているのに根太で抜けたり刺さったりのピストン運動をするのでギュッと音がはるのです。
理論的な原因は分かるのですが、そのキシミ音はどの釘が原因なのかはなかなか分かりません。
また「パン!」と音がする場合は板と板が弾かれる時に出る音です。
従って画像のように開口して確認できる箇所は良いのですが、玄関の方から廊下、そしてリビングまで続きでフローリングが張ってあるマンションだと開口が出来ないので難しいです。
もちろん開口は出来るのですが、同じ材料がないと出来ないのが1点。
置床構造だとフローリングとその下の合板やパーチクルボードなどが接着剤でくっついているので簡単に部分張替が出来ないのが現実問題としてあるのが2点め。
さらに原因が分かれはやりやすいのですが、一つ直すと別の所が鳴り始める事もあるのが3点め。
CFが表面に貼ってあって剥がすと上記画像のようになっているのであれば、あちこち開口してもその場所をふさげば上からCFでお化粧直しすることで元通りになります。
フローリングでない場合はスケルトンにして新しい床を張り直した方が確実に修復できます。
是非室内全体のリフォーム工事の時にやった方が安上がりになります。
部分的にやってもなかなか保証出来ない工事なのです。