隠蔽配管から外配管に
冷媒管の耐圧テストをしていたら5分も経たないうちにメーターが0.2Mpa下がりました。
これは冷媒管ではないと判断し確認したところ室内機の接続部から漏れが見つかりました。
その他は漏れがないことを確認しテストは終了。
実はこの隠蔽配管が使えないとなると、壁に穴を開けて外壁に配管を設置しなければならなかったのですが、冷媒管が使用できると言うことで、外配管の必要はなくなりました。
外配管にする場合、梯子で登って管を固定しなければならない為、お客様に請求する費用もさることながら足場が悪いところでの高所作業がなくなったことで一安心です。
実はこの作業の前に予定していた日が雨になったので、延期したのです。
外配管を雨の日に梯子で作業するのは危険が伴うからです。
ところが、この日も雨。
壁内の配管が使えなかったら再延期になるところでした。
ガスを回収して、エアコンの設置作業に移ります。
隠蔽配管の難しい点は冷媒管が短い為継ぎ足さなくてはならないこと、ドレン用の配管に漏れなく接続することや、連絡線の延長などです。
「連絡線」は量販店の工事屋さんが「延長ができない」と言って工事をしないで帰っていく理由の一つです。
冷媒管の延長、ドレン管への接続、連絡線の延長を行い、室内機を設置します。
そして室外機を設置し、真空引きを行います。
最後の真空引きは冷媒管内の空気を抜き、さらに圧が下がらないことを確認します。
調査、圧力テストなどを行いその後、設置をし夕方には完了しました。
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