日立化成のユニットバスの修理について解説します
日立化成のユニットバス(お風呂)を使っていて不具合が出た。
修理はできるのだろうか?
修理出来る箇所とそうでないところがありますので、解説をしていきます。
※下にスクロールして頂くと実際にメーカーに修理依頼した記事を載せていますので参考にして下さい。
日立化成のユニットバス
「日立化成」としてのユニットバス製造終了から20年以上経過しています。
既に部品も手に入らないことも多いようです。(日立化成ユニットバス系列の歴史はこちら)
日立化成製のユニットバスの修理はできる?
以下の点については修理ができると考えられます。
- 洗面台付ユニットバスの洗面台からの排水管の交換(下記参照)
- 蛇口(シャワー水栓)の交換
- ダクト型換気扇の交換
上記3点は日立化成のユニットバスを引き継いでいるハウステックで(型番によっては)修理可能です。
蛇口や換気扇についてはリフォーム店・住宅設備店・工務店などで交換出来ますが、排水管は規格に合わないと水漏れの原因になりますので必ずハウステックにお問い合わせください。
洗い場の床の割れ、亀裂は修復できる可能性あり
ユニットバスの壁の水ぶくれのような物があると思いますが、これは壁の鉄板がさびている証拠ですのでなるべく早めに対応しましょう。
床のひび割れは、使っている側は正直気が付かないことがありますが、階下に漏水被害を掛けているケースがあります。
ひび割れや亀裂はもしかすると修復できる可能性もあります。
床や壁の割れや亀裂などの修復工事は現地調査を行った後に工事が可能かどうかをお知らせ致します。
工法としてはウレタンやFRPにて処理しますが、ひどい状況にまで進んでいると修復は出来ません。
ユニットバスの洗面ボウル排水から水漏れ発生
ユニットバスの中にある洗面ボウルの排水管から水漏れが発生した事例です。
原因は配管をつなぐパッキンの劣化
ではこのパッキンはホームセンターやネットで簡単に手に入るでしょうか?
私が探した限りでは同じサイズがありませんでしたので「水道シールテープ」などで上手く固定する方がベストです。
実際にメーカーのメンテナンスで修理。
洗面ボウルの割れ
洗面ボウルはメーカーでは代替品はないと思いますので、別メーカーの洗面ボウルで代用するしかありません。
この時、洗面ボウルを固定する側の壁が腐食していると、ボウルを固定出来ません。
壁を補修することはできますが、洗面ボウルを保持するだけの耐力があるかは疑問です。
それと、接続する(浴槽側に入る)管の直径が合うかどうかは分かりません。
何度も修理を繰り返す費用を考えるとユニットバスのリフォームの時期に来ていると思った方が良いでしょう。
日立化成製の浴室扉折戸の「パネル」破損について
折戸の乳白色の半透明のパネルが割れてしまったケースについてハウステックに確認しました。
以下のような回答です。
- 折戸の種類が多いので特定するのが難しい為浴室の型番が必要
- 折戸のパネルについては厚さも種類が多いので浴室の型番が必要
- 型番によっては修理ができないものもある
日立化成のメンテナンスはハウステックが引き継いでいる
現在は株式会社ハウステックが部品供給のあるものについてのみ修理対応をしてくれています。
日立化成はありますがユニットバスなどの住宅設備からは撤退しています。
(日立化成→日立ハウステック(2001年~)→ハウステック(2009年~))
日立化成のユニットバスの修理を実際に依頼してみました。
ハウステックで部品供給が終わっている場合は
- あきらめて現状を受け入れてそのまま使う
- 他のメーカーの部品を応用して使う(難易度は高い)
- ネットオークションなどで根気よく調べてみる(かなりの時間と折れない心が大切)
- 新しいユニットバスにリフォームする
今回の結論:日立化成のユニットバスは修理よりもリフォーム
新しいユニットバスにリフォームすることをお勧めします。(TOTOのユニットバスにリフォーム)
その理由として20年以上経過しているユニットバス(特に日立化成のもの)は
- 修理の部品供給がないので今の状態を受け入れるしかない
- 部品がネットオークションなどで出ていれば良いがない場合は代用品をDIYするしかない
- 壁が鋼板の為サビにより漏水の心配が出てくる【私が問題視するポイント】ので補修するしかない
例えば洗面の排水管から水が漏れる場合はお風呂の中なのでまだ良いです。
これが床が割れた、とか壁の下の所が腐食して穴が開いた場合下の階に水漏れの被害を与えてしまいます。
階下への被害や建物への被害は避けたいものです。
※いろいろと日立化成製のユニットバスの修理についてご相談を受け、いろいろな方法での手当は試みました。
しかし部品調達の問題が妨げになり、長期間お客様をお待たせすることも多々ありました。
お待たせしても結果修繕が出来ないケースもあった為、日立化成製のユニットバスに関しては応急処置かFRP補修に絞ることにしました。
大変申し訳ございません。
日立化成の修理や部品についてはハウステックにご相談ください。弊社ではお答えできません。
日立化成住設などのお問い合わせは
個人の方は 0120-801-761
法人の方は 0570-001-761
修理を依頼する場合は
個人の方は0120-102-471
法人の方は0570-022-471
メールでのお問い合わせは上記のリンクをクリックしてください。
漏水の恐れのある亀裂や割れ(神奈川県、東京都、または近郊)
ユニットバスの壁とか床、『亀裂』や『割れてしまった』、で修理が必要な場合は解決工房で工事可能です。
亀裂や割れてしまった箇所をFRPとグラスファイバーで補強し、吹き付け塗装をして復元します。
ユニットバス交換が仮に80万円だとすると20〜40万円程度で修理可能です。
神奈川県、東京都、及び隣接地域の方はご相談ください。