あれ?消したかな?ストーブ、コンロ【火事予防策】
2021年正月の朝、私はサイレンの音で叩き起こされました。
なんと近所で火事があったのです。
戸建て1棟が燃えました。
鎮火するまでに1時間。その間近所の人たちが不安気に見ていましたし、私も飛び火したらどうしようとかなり不安でした。
この家の火事の原因は分かりません。
火事の原因(東京消防庁 2020年)
- コンロ(22.2%)
- タバコ(18.0%)
- 放火(8.2%)
- ストーブ(6.6%)
- ろうそく(2.5%)
- コード(1.6%)
- ライター(0.8%)
- 火遊び(0.3%)
- その他(29.6%)
タバコを吸う人は要注意です。
喫煙率が低くなっている昨今ですが、火事の原因としては意外とまだまだ高い確率です。
意外だったのはガスコンロが原因の第1位だったこと。
ガスコンロで油を火にかけたまま忘れてしまい発火する、とか空焚きをしてしまうなどなどでしょうか。
最新式のコンロは自動消化機能が備わっていますのでかなり安心できますね。
ストーブについては火をそのまま使うストーブよりも石油(ガス)ファンヒーターが増えてきているので一定の時間が経過すると自動的に消化してくれます。
しかし、昔ながらのストーブは自動消化しないので、消し忘れは火事の危険性がかなり高いです。これが4位になった原因でしょうか。
コードからの発火は意外でした。
圧力がかかったり、長年使って劣化すると断裂し始め「より線のコード」は熱を持ち始めます。
被覆が剥がれるとショートします。
コード類は金額もそれほどしないので新しいものに替えましょう。火事を出すととんでもない補償を迫られますので、それを考えれば安いものです。
火事の原因をなくしてしまえば
- タバコはやめる(簡単なことではありませんが)
- ストーブはファンヒーターにする
- エアコンにする
- ガスコンロは自動消化機能付きに替える
- IHクッキングヒーターに替える
- 今一度使っている電化製品のコードや延長コードの見直しをしましょう
上記で家を出た後「あれ?消したかな?」と火事の心配をするのは
- タバコ
- ストーブ
- ガスコンロ
の3点です。
ファンヒーターやエアコンにする、自動消化型コンロやIHにすることで「火事」の心配はとりあえずかなり軽減されます。
もちろんつけっぱなしで出かけるとエアコンは自動でOFFにはならないので電気代はかかってしまいますが、他人に迷惑を掛けることはなくなります。
考え方を変える、生活のスタイルを変えることで一瞬にして財産を失うことは、かなりの高確率で低くなるのです。