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キッチンのリフォーム相場

リフォーム 暮らし


キッチンリフォームはいくらかかるのか相場が知りたい

 

キッチンいろいろ(クリナップ「ラクエラ」)

 

キッチンの種類も様々なので簡単には言えませんが100万円が相場と考えて良いと思います。

もちろん、50万円くらいでできる工事もあります。

 

「え?倍違うの!?」

上記の例は確かに倍の価格差です

でも上を見れば300万円、500万円、1,000万円とあります。

 

なぜこんなに差があるのか

それは以下の5つの項目にあります。

  1. キッチンの形式
  2. キッチンのサイズ
  3. キッチンの扉
  4. キッチンの素材
  5. キッチンのオプション

 

順番に見ていきましょう。

 

1. キッチンの形式による価格差

  • 壁に向かって配置されている「I型」
  • 壁に向かって配置されている「L型」
  • 一部が壁と接していて、壁とは90度の向きで配置されている「ペニンシュラ型」(対面式)
  • 壁から離れていて、全く位置は自由に配置されている「アイランド型」(対面式)

I型→L型→ペニンシュラ型→アイランド型と価格が上がっていきます。

 

2. キッチンのサイズの違いによる価格差

  • シンク側の端からコンロ側の端までの長さ
  • 奥行き
  • 吊り戸棚の高さ

サイズによって価格が異なります。

 

3. キッチンの扉による価格差

  • キッチンの面材のグレード
  • 引き出しタイプにするか扉タイプにするか

「扉」「引き出し」いずれも面材にグレードがありこれがキッチンの価格の違いの大きな要素になります。

 

4. キッチンの素材による価格差

  • カウンタートップはステンレスか大理石か人造大理石か
  • ガスコンロ:「ホーロー」か「ガラストップ」か
  • レンジフードのデザイン:「スリム型レンジフード」か「ブーツ型レンジフード」か
  • 水栓金具(蛇口):一般的な水栓、デザイン性のある海外の水栓
  • 水を出した時の「騒音対策」、皿を引きずっても「傷が付かない」シンクの素材

ステンレスのカウンタートップより大理石のカウンターの方が高価です。

 

5. キッチンのオプションによる価格差

  • 食器洗い機
  • 浄水器
  • IHクッキングヒーターに変更
  • コンロの機能を多機能にする
  • 手間の掛からない「洗えるレンジフード」
  • 引き下げ型吊り戸棚
  • 食器収納の為のカップボード
  • 炊飯器や電子レンジ専用のカップボード
  • 手元灯を手をかざしてON・OFFを切り替える感知型にする
  • 壁を「タイル張り」にするか「キッチンパネル」にするか
  • 天井の照明器具やコンセントの増設、給湯器などキッチンに付随する器具の交換など

 

キッチンリフォームの相場はあるようでないのが実情

ご覧頂いたようにキッチンをリフォームするにはこれだけの事を決めなければなりません。

チラシにあるような価格を全面に押し出した広告が多いので「相場は?」と知りたくなると思います。

上の項目を決めていくだけでもかなりの時間が掛かります。

もちろん、これは生活スタイルを考えての上でのリフォームです。

 

一番リーズナブルなキッチンリフォーム

今あるキッチンが古くなったのでそのままのサイズで同じように交換するのが一番安価なリフォームです。

その中でも壁に向かって料理をする「I型」で幅が180cm〜210cmくらいの長さの物が一番安いです。

最初に提示した50万円くらいでできるのはこのタイプです。

 

おすすめのキッチンリフォームの相場

リフォームの仕事に就いて28年いろいろ現場を見てきましたが、70、80万円〜100万円前後のキッチンが実際におすすめです。

  • 扉の色やデザインも納得して頂き、見栄えも良い
  • 引き出し型収納で十分にできる
  • 水栓やコンロの使い勝手も良く引き出し型収納は取り出しが簡単
  • 必要最低限のオプション

どれをとってもある程度満足のいくレベルだと思います。

 

例として、戸建てでのキッチンリフォームを考えてみます

クリナップの「ラクエラ」でI型、長さは210cm、引き出し型収納、食洗機付きの定価で¥575,800です。

これにキッチンパネルの貼替を入れ、値引きをして各種工事費を入れても70万円〜80万円くらいです。

 

キッチンリフォームに重要なポイント

主にキッチンを使うのは主婦の方だと思いますが、

  • 身長に合わせたカウンタートップの高さ
  • 吊り戸棚高さや使い勝手
  • コンロの種類や水栓金具
  • 照明器具の配置

などを細かく打ち合わせをしてくれる業者が良いと思います。

拙速に契約をしようとする人はやめたほうが良いかもしれませんね。

 

キッチンリフォームの相場についての結論

だいたいの費用についてお分かりいただけたと思います。

価格だけに惑わされると後々後悔することになってしまいます。

自分の使い勝手や好みを考えてキッチンを選びましょう。


キッチンの失敗しない為の選び方ポイント