フローリングではなく畳にこだわる
ここ20年はフローリングから畳にリフォームしている方が多いかと思います。
賃貸物件も畳からフローリング、もしくはフローリング調のシート貼りになっていると思います。
畳は日本の生活には必要
昭和で言えば座卓に座布団を並べて食事をする風景は最近では大きな家でしか出来なくなっています。
初夏は畳の上に横になってテレビを見ていたらいつの間にかうたた寝をしていた、なんて言う事は、マンションではあり得ないことかも知れません。
最近の流行りは琉球畳
畳一帖の半分。
つまり半帖で真四角でヘリの無い畳。
これだと野暮ったい感じがないので畳の中ではかなり人気です。
琉球畳は高級品
最近は高級品と言う言葉も昭和の香りが漂うよかも知れませんが、決して安いものではありません。
また、畳の色の種類も豊富で昭和の時代では考えられなかった色もあり、これがまた意外とおしゃれでもあります。
和室ではなくてもリビングのフローリングの上に置く琉球畳も出ています。
もちろん畳の裏側にはフローリングの上に置いても滑らないような材質でできている物もあります。
価格は普通の畳の倍
普通の畳で6帖だとすると琉球畳は半帖なので単純に倍。
琉球畳は2枚で普通の畳の1帖の面積ですが、価格は半帖の琉球畳と普通の1帖の畳がほぼ同じ価格です。
したがって6帖の部屋を琉球畳にしようとすると畳床も全て新しくしなければならないので軽く20万円くらいになります。
和室を洋室にするよりリーズナブル
和室を洋室にリフォームするに比べると畳だけを置き換える琉球畳の方がリーズナブルです。
色も例えば2種類の色の琉球畳で市松模様を作るなどのようなデザインも可能です。
積水ではMIGUSAと言う置き畳もあります。
畳をMIGUSAでリフォームする
琉球畳までにしなくても良いと言う方は普通の畳をMIGUSAで作りなおすこともできます。
古来からの井草ではありません。
SEKISUI独自の方法で作り上げたものです。
コロナ禍だからこそ使える製品
アルコールや薄い次亜塩素酸の希釈溶液などを使っても変色しないので、この時代に適した畳と言えます。
井草の本来の畳は新しいうちは緑ですが、しばらくすると黄色っぽく変色します。
これはこれで味があり、少しずつ馴染んでくる良さがあります。
人工的なMIGUSAは自然素材ではありませんが、変色しない、いつもまでもキレイ、と言うメリットがあります。
しばらく(数年間)使っていなかったため畳がカビ汚れてしまったので、床(とこ)から新しくした画像が次です。
畳の縁(へり)のない畳のように見えますが、同色系の縁を使っています。
人工的な畳表ですからこの状態が続きます。
フローリングばかりの洋風のお家が多くなった昨今ですが、畳の需要はまだまだ亡くなってはいません。
置き畳
フローリングの上に置くだけの畳もあります。
薄い畳素材ですがフローリングの上に置いても滑りにくいので、たまには横になるのもよし、リビングの一部を和風スペースにするもよし、と言うどちらにでも展開できる便利な畳もあります。
赤ちゃんのいる家庭なら「ハイハイ」ができる良い素材だと思います。
通販でも購入できるようです。
今一度畳の良さを再認識してほしいと思ってこの記事を書きました。