洗浄便座比較とプロの感想|失敗しない為に
各社の洗浄便座の比較
現在洗浄便座のメーカーは4社しかありません。
洗浄便座4社の比較と感想を私リフォーム業30年の経験から皆さんにお伝えしようと思います。
TOTO、LIXIL、パナソニック、東芝の4社を取り付けてきました。
知名度のTOTO「ウォシュレット」
バブル期にTOTOが画期的なコマーシャルと打ち出します。
「お尻だって洗ってほしい」
元々はアメリカの医療機器だったものですが、特許を取得し改良を重ねての発売でした。
実はINAXの方が着手は早かったようですが、何しろウォシュレットは洗浄便座の代名詞になりましたから。
その点で言うとINAXは後塵を拝してしまったようです。
ただし、トイレメーカーとして考えるとTOTOとINAX(現LIXIL)が2大メーカーと言えます。
価格重視ならパナソニック・東芝
価格重視ならパナソニックや東芝は断然安いです。
価格的には私たちのようなリフォーム会社は逆立ちしても太刀打ちできません。
何故なら家電量販店販売価格よりも弊社の仕入れ価格の方が高いからです。
特にネット販売価格は私が欲しい位の価格です。
例えば東芝の洗浄便座SCS-T160ならAmazonで2万円くらいです。
Panasonicのビューティトワレも2万円を切る価格です。
機能性重視ならLIXIL
LIXILのシャワートイレはLIXILと言うトイレメーカーの製品ですので、機能面も充実しています。
鉢内スプレーやノズル掃除機能やプラズマクラスターもあります。
PASSOなどのグレードならもっと高品質の機能も備わっています。
※昔あった洗浄の強さの無段階調節の機種はなくなってしまったようです。。。
LIXILは家電量販店やホームセンター向けのシャワートイレを販売していますが、リフォーム会社や設備会社で問屋から仕入れる物とは品番が異なります。
旧INAXのカスカディーナは要注意!
旧INAX社製の「カスカディーナ」と言う便器を使っている方はLIXILのKS220しか取り付けられませんのでご注意下さい。
TOTOもパナソニックも東芝もこの便器には取付できません。(形状が異なるからです)
総合的にはTOTO
機能面ではLIXILとほぼ同等かと思います。
例えばLIXILのプラズマクラスターでの除菌に対してTOTOは「きれい除菌水」で対抗しています。
普通の水を電気分解して次亜塩素酸に変化させて除菌、その後は普通の水にもどるようです。
アマゾンではKMシリーズと言うウォシュレットを販売しているようです。
アマゾンの商品はリフォーム会社では手に入らない商品で価格も安いです。
TOTOもホームセンターや家電量販店用のウォシュレットと、我々リフォーム会社や設備会社などのウォシュレットは違うもののようです。(品番が違います)
リフォーム会社や工務店の製品は正規品
工務店やリフォーム会社は問屋から製品を仕入れます。
メーカーから問屋、そして水道設備業者や工務店、リフォーム会社に卸されます。
これはTOTOやLIXILのショールームで手に入るカタログに記載されている製品です。
- 機能
- メンテナンス(アフターサービス)
などを重視される方は是非リフォーム会社などでお求めください。
もちろん交換工事も行っています。
結論
価格面では家電メーカー製が圧倒的に安い。
機能面とか耐久性を重視するならTOTO、LIXILがおススメです。
正規品でない廉価版は修理が出来ないと思って下さい。
仮に修理をするよりも買い換えた方が安くなります。
個人的にはTOTOをおススメします。
何故ならTOTOは長持ちします。
実際、私の自宅や会社のウォシュレットは既に15年を経過していますが問題はありませんので。
工事費込での工事をご希望の方は神奈川東京などのエリア限定ですが、こちらをご覧ください