キッチンの修理とリフォーム
キッチンの修理【壊れたかな?と思ったら】
コンロの火がオレンジが多くなってきたり、換気扇から異音がし始めたりと30年以上使ったキッチン、まだ使えるけどどうしよう。。。。
コンロだけ、換気扇だけの交換はできますし、壊れた箇所もメーカーが部品供給をしていれば修理可能です。
ただし、交換よりも修理の方が結果的に高くつくこともありますので、ご留意ください。
交換すれば、空焚き防止、自動消化付きのコンロが標準になっていて安心ですレンジフードの交換、スリム型がデザイン性が良く機能面でも優れています。
では本当に修理できるのか?費用がいくらくらいか?など、事例を見ながら考えていきましょう。
キッチンの不満
- コンロの火がオレンジ色になり以前のように青くならない
- 換気扇から異音がし始めた
- 開き扉の蝶番がゆるんでしまい扉がきちんと閉まらなくなった
- 扉の表面が剥がれてしまった
- 蛇口から水漏れが始まった
- ガスコンロのせいで壁が焦げた
- 食器洗い機が欲しい
- 調理スペースが狭い
- 調理するときの手元が暗い
- 浄水器が欲しい
対策
- 埋め込み型(ビルトイン)でもコンロだけ交換できますちなみに火事が怖いと言う人には、IHに変える方法があります
- 換気扇やレンジフードだけ交換できます(コンセントが付いているプロペラタイプは自身で交換できます)スリム型レンジフードはこちら
- 開き扉の蝶番は生産中止から10~15年くらいは部品がある可能性があります(本来は10年)ので蝶番の代替品があれば交換できます。
- 扉の表面が剥がれた場合は「リペア」と言う手法できれいになります
- まずはパッキン交換。それでもダメなら蛇口(水栓)の交換
- コンロの火で壁(タイル)が焦げた場合不燃パネル貼り替える、タイルを張り替えることができます
- 食器洗い機は後から埋め込むのは無理なので置き型タイプにすれば解決できます
- 食器棚や水切り棚を新設し食器洗いカゴや食器、調理器具を移動して調理スペースを確保する
- 手元灯の位置を変える(補助灯を新設する)
- 浄水器はビルトイン型ではなく置くタイプで対応
では一般的な価格は?【目安としてご覧ください】
- コンロは量販店で買うと工事費込みで59,800円~
- レンジフードの交換は80,000円~
- 蝶番などの修理をメーカーに依頼すると25,000円~
- 扉の表面が剥がれたなどは、状況にもよりますが30,000円~
- 壁にあるか、流し台の脇にあるかによってピンキリです(壁出しで最低25,000〜)
- タイル張り替え工事で50,000~
- 据え置き型の食洗機は家族分の容量を考えると80,000円~
- 水切り棚の設置は重さに耐えうる設置を考慮して20,000〜
- 手元灯を新しくすれば工事もやってくれます。25,000~
- 浄水器は据え置き型で40,000円~
結論
上記を全部行うことはないと思いますが、全て違う業者に依頼しなければなりません。
コンロは都市ガスとプロパンガス用で業者が違いますからご注意ください。
レンジフードは機種によって取り付けできるかどうかは見てみないとわかりません。
キッチンメーカー、リペア業者、タイル業者など、あちこちに修理や交換をそれぞれの業者に依頼する手間を考えると毎日リフォームの仕事をしている私でも憂鬱になります。
しかも、上に記した金額はあくまで最低価格の目安ですので、当然上記を合計した金額寄りかかる可能性があります。
いっそのことキッチンのリフォームをした方が気持ち良く使えるかもしれませんね。
最後になりましたが…
私はリフォームの会社を立ち上げて30年になります。
二級建築士と第二種電気工事士の免許を持っています。
毎日リフォームの現場を見たりお邪魔した先で、以前やった他の業者のリフォームのやり方を見ています。
水道関係、住宅設備工事、大工、タイル、塗装、リペア、ハウスクリーニング、電気工事などを毎日見ていますし、その設計もします。
ですから状況を見れば何が適切かがわかりますし、協力会社が数十社いますので安心してご連絡をいただければと思っています。
「節約しながら延命するキッチンの修理とメンテナンス」については重要なところにリンクを貼っておきますので、参考にしてください。
新しいキッチンは新しい機能が盛りだくさん。
例えばレンジフードは自動洗浄機能が付いたり、コンロは自動消化機能が付いたり、収納が引き出しタイプで中を確認しやすくなっていたりします。